問い合わせが来ない原因
ホームページはあるのに問い合わせが来ない場合、いくつかの原因が考えられます。まずは現状を把握することが重要です。
よくある原因
- そもそもアクセスが少ない - SEO対策不足、認知度が低い
- 問い合わせまでの導線が不明確 - どこから問い合わせればいいかわからない
- 信頼感が伝わっていない - 実績やお客様の声がない
- 問い合わせのハードルが高い - 入力項目が多すぎる
- スマホで使いにくい - モバイル対応が不十分
1. CTAボタンを目立つ位置に配置
CTA(Call To Action)とは、「お問い合わせ」「資料請求」など、ユーザーに行動を促すボタンのことです。このボタンの配置が問い合わせ数に大きく影響します。
CTAボタン配置のポイント
- ファーストビュー(スクロールなしで見える範囲)に配置
- 各セクションの終わりに配置
- ページ下部のフッター付近に配置
- 固定ヘッダーやフッターに常時表示
ボタンの色は、サイトの配色の中で最も目立つ色(補色など)を使用すると効果的です。
2. フォームの入力項目を最小限に
問い合わせフォームの入力項目が多いと、途中で離脱されてしまいます。必要最低限の項目に絞りましょう。
NG例(項目が多すぎる)
- 会社名(必須)
- 部署名
- 役職
- 氏名(必須)
- フリガナ(必須)
- 電話番号(必須)
- FAX番号
- メールアドレス(必須)
- 住所(必須)
- お問い合わせ内容(必須)
OK例(シンプル)
- お名前(必須)
- メールアドレス(必須)
- お問い合わせ内容(必須)
詳細な情報は、問い合わせを受けた後のやり取りで確認すれば十分です。まずは「問い合わせてもらう」ことを優先しましょう。
3. 実績・お客様の声を掲載
初めて訪れるユーザーにとって、その会社やサービスが信頼できるかどうかは大きな判断材料です。実績やお客様の声は信頼性を高める重要な要素です。
効果的な実績の見せ方
- 具体的な数字を入れる(導入実績100社以上)
- クライアントのロゴを掲載(許可を得て)
- ビフォーアフターを見せる
- 成果を具体的に示す(売上30%アップなど)
お客様の声のポイント
- 顔写真があると信頼性アップ
- 会社名・氏名を記載(許可を得て)
- 具体的なエピソードを含める
- 導入前の不安と導入後の変化を伝える
4. ユーザーの不安を解消する
問い合わせをためらう理由の多くは「不安」です。よくある質問(FAQ)を設置して、事前に不安を解消しましょう。
解消すべき不安
- 費用 - 「いくらかかるの?」→ 料金目安を掲載
- 期間 - 「どれくらいかかるの?」→ 納期目安を掲載
- 対応範囲 - 「うちの業種も対応してる?」→ 実績を掲載
- 問い合わせ後の流れ - 「どうなるの?」→ 流れを説明
- キャンセル - 「途中でやめられる?」→ ポリシーを明記
5. スマホでの使いやすさを改善
現在、Webサイトへのアクセスの約7割はスマートフォンからです。スマホで問い合わせしやすい設計になっているか確認しましょう。
スマホ最適化のポイント
- 電話番号タップで発信できる
- ボタンは指でタップしやすいサイズ(44px以上)
- フォームの入力欄が小さすぎない
- 固定フッターに問い合わせボタンを配置
- 表示速度が3秒以内
6. 複数の問い合わせ方法を用意
ユーザーによって好みの連絡方法は異なります。複数の選択肢を用意することで、問い合わせのハードルを下げることができます。
まとめ
- CTAボタンは各セクションに設置し、目立つ色で
- フォームの必須項目は最小限に抑える
- 実績・お客様の声で信頼性を高める
- FAQでユーザーの不安を事前に解消
- スマホでの使いやすさを最優先で確認
- 複数の問い合わせ方法を用意する
これらの改善は、大規模なリニューアルをしなくても実施できるものばかりです。まずは現状のサイトを分析し、改善できるポイントから着手していきましょう。
